

鈴蘭台には昭和三十年以降から五十六年までは「勤務が辛い。交通の便が悪すぎる。通勤区間は小野までがベストだ」とされていました。もちろん、小野まで勤務する人は少なく、神戸でもマイナーな地区とされていました。しかし、西神戸に多くの工業団地が出来ました。その効果を受け鈴蘭台のも影響が出てきていると言ってもいいでしょう。鈴蘭台になぜその求人が影響しているのかと申しますと、鈴蘭台からこの西神工業団地までの移動距離は車でなんと20分もないのです。そこで、西神戸工業団地で働く主婦が多くなってきているのです。主婦が活躍することで、鈴蘭台では主婦をターゲットにした産業が盛んになってきています。もちろん第三次産業ですが・・・近くにもイオンモールが建設されその中では旅行代理店があり、かの有名なHISなどが入っているそうです。そして、このイオンモールの求人にも鈴蘭台の主婦が働くなど、近年は主婦が鈴蘭台を盛り上げてきていると言ってもいいでしょう。また、こうした主婦の活躍に負けないほど活躍しているのが大黒柱のお父様方です。かれらもこの鈴蘭台の地に安住を求め、住を極め、神戸電鉄で三宮まで出て仕事をしているのです。彼らのバイタリティはリゲインから来ているそうです。